東京アスレティッククラブは、日本で初めて生まれた会員制総合スポーツクラブとして、パイオニアの自覚と使命感を反映したクラブ運営を五十年にわたり継続し、サービス内容は年を追うごとに充実度を増し続けていす。また、お客様の自主性を尊重すると共に、お客様の声を直接クラブ運営に結びつけるために、メンバー委員会を設置して、スタッフとお客様が一体となった、活気あふれるクラブ運営が行われています。施設やプログラムは、生まれたばかりの乳幼児から90歳以上のシニア世代まで、それぞれの年齢、体力、技術、し好、性別に応じた運動を楽しむため、バラエティーに富んだラインナップを揃えています。「生涯フィットネス」を目標に掲げ、乳幼児期には運動能力の開発と基礎づくり、小・中・高校期には体力の向上、青年・壮年期には体調の維持、高齢期には個々人の体力に合わせた運動カリキュラムの作成（健康増進）など、一生涯を通じて健康づくりと仲間づくりができる環境が整備されています。

それぞれの地域には、それぞれの特性があり、スポーツクラブに求められるニーズも地域ごとに変わってきます。クラブ運営に不可欠なのは、各地域に合ったプログラムを用意し、住民の皆様のニーズをとらえ、会員の皆様に支持されるサービスを常に提供していくことです。東京アスレティッククラブでは、綿密な市場調査の実施や会員の皆様の声を取り入れるなどして、地域に密着したきめ細かい指導を行っています。その結果、高品位なサービスのご提供ができ、各店舗ごとに高い評価をいただき、直営のスポーツクラブを多数展開するに至っています。

スポーツ幼稚園（TACチャイルドクラブ）は、3歳児～5歳児を対象に、水泳、体操、剣道、バレエなどを保育に取り入れるなど特徴あるカリキュラムで構成されています。また、屋外活動にも力を入れ、子どもたちは日常を離れて様々な団体生活を体験しています。こうした経験を通じて協調性やバランス感覚を身につけることができます。

TACグループの会員数は約23,000名を超えています。しかも、その年齢構成は、0歳の乳幼児から90歳代のシニアまでと幅広く、三世代でクラブに通ってくださっている方々もいます。この様々なニーズに応えるため、私たちは、運動指導・運動相談・体力測定等の多様なプログラムを保有しながら、多世代に向けた新たなプログラム開発を積極的に行っています。

1970年代の後半からは高血圧症・高脂血症・糖尿病・虚血性心疾患・痛風等、生活習慣病の運動療法を実施しています。クラブ内には多数の有所見者が、運動療法の実践に取り組んでいます。そこから得られた運動効果に関するデータも数多く所有しており、運動療法効果も実証済みです。運動療法コースの年間指導実施人数は延べ6,000名にのぼり、有資格者による栄養指導・保健指導等も行っています。

健康づくりの実践を支えているのは“人”です。健康づくりは、携わる指導者の資質によって大きく左右されると考える私たちは、優れたスタッフの育成にも力を入れています。スタッフのほとんどに、健康運動指導士・健康運動実践指導者・ヘルスケアリーダー・ヘルスケアトレーナー・管理栄養士等の資格を積極的に取得させています。また、クラブ顧問には大学教授、医師、財界人を迎え入れ、最先端の情報やノウハウを活用していくことで、お客様に質の高いサービス提供が行える体制が整っています。